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ヒト幹細胞培養液配合化粧品は、なぜ効果があるの?

ポイントは「レセプター」と「リガント」。
ヒト幹細胞でなければ、同様の効果が期待できない理由があります。


細胞活性化における重要ポイント
レセプター(鍵穴)とリガント(鍵)


細胞には特定の機能をスタートさせるレセプターという鍵穴のようなものが数多く存在します。このレセプター(鍵穴)にリガンドという鍵の役割をする成分が結びつくと、細胞核内の染色体にあるDNAから遺伝情報(遺伝子)が呼び出されます。その遺伝子を元に体中から集められたアミノ酸を結合することでタンパク質が作り出されます。

 

細胞活性化スイッチの役目を果たす
サイトカインに含まれる様々な成長因子(グロースファクター)


ヒト幹細胞培養上清液に豊富に含まれるタンパク質(サイトカイン)には、様々な種類の成長因子(グロースファクター)が含有されており、それらが不活性状態になった細胞にスイッチを入れることで、再び活性化に導きます。



重要な役割を果たす2つの細胞

幹細胞に直接働きかけて肌組織を活性化

表皮と真皮の境に存在する基底膜にある、表皮幹細胞が表皮細胞を作り出すことで、ターンオーバーを行います。さらに、真皮層にある繊維芽細胞がコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作り出します。



植物幹細胞でも同じ 効果が得られるの?

植物の細胞とヒトの細胞とでは命令系統が全く異なるため、同様の効果を期待することはできません。ヒト由来のものを使用することで、初めて人間の細胞にスイッチを入れることができるのです。

sui sourireは、サイトカイン、エクソソームなど、
肌に大切な因子を「生」の状態で配合しています


ヒト幹細胞培養上清液には、サイトカインやエクソソームなど、美肌に有効とされる因子が多量に含まれています。しかし、それらは非常にデリケートなため熱や添加剤を加えると、ダメージを受けやすく本来の機能が活かしきれません。そのため、培養された状態を壊すことなく、出来る限り「生」の状態で肌に届ける必要があります。sui sourireは、ヒト幹細胞培養上清液のもつ本来の力を損なうことなく、十分に機能させるため、添加剤や熱を一切加えない“純生原料”JP-MSCを配合しています。




「生」に近い状態でお肌に届ける。これを実現するためには、原料自体に手を加えることはできません。今回、リポソーム化など培養上清液に手を加えない代わりに、浸透性を高めるためのベース処方に徹底的こだわりました。これにより生に近い状態でのデリバリーが可能になっています。セラムはより肌に浸透させるため、ポレーションやイオン導入との併用が効果大です。



【エクソソームとは】エクソソームとは、細胞から分泌される膜小胞です。DNA,miRNA,RNA,脂質,タンパク質等が含まれ、細胞間や組織へのシグナル伝達に関与します。